NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
24.05.2015
年季の入ったウィスキー樽で寝かせたユニークな新しいワイン:ジェーコブズ・クリークのダブル・バレル・シリーズ発売開始

ジェーコブズ・クリークは新しいプレミアム・ワインシリーズとなるジェーコブズ・クリークダブル・バレルシリーズでワイン製法の境界を広げた。ニュージーランド国内でもこのダブル樽製法を使用したワインが発売される。

革新精神とユニークなワイン造りをしたいという精神から、ジェーコブズ・クリークのワイン製造者たちは、20年以上ウィスキーを育ててきた年季の入った樽を調達し、新たなワイン造りの実験を開始した。

ワインは2種類の樽処理の工程を経るために、ダブル・バレルと言う名称がついている。最初に従来のワイン熟成樽で寝かせ、その後、完成直後にウィスキー醸造に使われた樽に入れられる。この2種類の樽醸造工程がワインをもう一ひねりし、複雑さとテクスチャーを加えることになることをワイン製造者は発見した。

ダブル・バレル・バロッサ・シラスはスコッチウィスキーの樽で、ダブル・バレル・コナワラ・スーヴェニョンはアイリッシュ・ウィスキーの樽でエージングする。

「それぞれの樽は持ち味が違うために、ワインにどういう影響を与えるかしっかり理解し、完全に調和のとれた結果を達成する必要があり、そのために時間がかかってしまった。バロッサとコナワラにあるブドウ畑から吟味された高品質のフルーツを使い、プレミアム赤ワインを作り上げた。そしてこのジュースを従来のフレンチ、アメリカンオークの樽で熟成させた。そして年季の入ったウィスキー樽でワインの最終熟成をさせた。年季の入ったウィスキー樽での最終工程を経て、ウィスキーのエージングとワインのエージングの基本的な違いの影響がさらに緻密でスムーズなテクスチャーをもたらすことを発見した。ダブル・バレルの開発工程は非常に複雑なもので、最初にプロジェクトが開始してから完成まで2年間の月日を費やした。

その結果がダブル・バレル・バロッサ・シラスとダブル・バレル・コナワラ・カルベネ・ソーヴィニョンからなるプレミアムクラスのワインの誕生となった。このユニークなワインをワイン好きの皆さんにご紹介し、味わって頂けるのは非常にうれしい事だ」と、ジェーコブズ・クリークの主任ワイン醸造家のバーナード・ヒクリン氏は言う。

ジェーコブズ・クリーク・ダブル・バレルはニュージーランドの主要酒店で2015年5月から販売される。

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