NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
26.04.2016
北米でのスターバックスでニュージーランド・ワイン販売

北アメリカのスターバックス店ではモカ・フラペチーノと一緒にニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブランを注文出来るようになった。世界中にチェーン店を持つスターバックスでは、5年前から既に、シアトル地域限定で夜のメニューの中にワインやクラフトビールなどのアルコール飲料を入れて、コーヒー、紅茶、食べ物と一緒に購入可能としている。

北アメリカ周辺の何百もの店舗で「スターバックス・イブニング」と名付けられた、この特別メニューにはヴィラ・マリアとキム・クロフォード・ワイナリーからのマールボロ産のソーヴィニヨン・ブランが含まれている。

「昨年の4月から弊社のヴィラ・マリア・プライベート・ビンのソーヴィニヨン・ブランのグラス販売をスターバックスで開始している。現在アメリカ合衆国18州の377スターバックス店舗で販売されており、目標は今年の末までには700店舗に広げる予定。スターバックスで販売するのは若い世代の消費者層に弊社のワインを知ってもらえるいい機会だ。グラス売りのワインの価格は州により異なるが、通常アメリカドルで8ドル(11.7NZドル)から10ドルとなっている。ヴィラ・マリアのソーヴィニヨン・ブランは、スターバックスの夜のメニューに出されている10種のワインの一つ。外国産ソーヴィニヨン・ブランは同社のみで、残りはすべてアメリカ産。弊社の創始者のジョージ・フィストッチ卿が、3年かけスターバックスとの交渉をしていた成果。幣社の他のワインは、アメリカのレストランや酒販店でも購入可能だが、コーヒー店での販売はマールボロ地域のソーヴィニヨン・ブラン全体の名声を知らしめることができるので、ヴィラ・マリアのみならず、ニュージーランド・ワイン業界全てに好影響をもたらす。もしニュージーランドのスターバックスがヴィラ・マリアのワインのグラス売りを検討するのなら、弊社は当然サプライヤー候補として興味がある。」とヴィラ・マリアの輸出担当重役のミシェル・ラム氏は語る。

今月からキム・クロフォードのソーヴィニヨン・ブランがカナダのトロントにあるスターバックス3店で、夜のメニューで注文できるようになった。ニュージーランド内でスターバックスを運営するレストラン・ブランズは国内のカフェでもアルコール販売をすることについての打診を受けている。スターバックスは66か国で22,000店舗のカフェを運営している。そのうちカナダには1300店舗、アメリカは10,000店舗。ニュージーランドのワイン業界は、2014年比で26%の上昇し、輸出総額4.3億ドルとなった同国最大のワイン市場であるアメリカ市場をターゲットとしている。ニュージーランドのワイン製造者協会の会長フィリップ・グレガン氏は「スターバックスのような大規模小売り店舗が北アメリカ市場でニュージーランドのワインの成功を認識したのは、非常に前向きな動きだ。今後アメリカでのニュージーランドのワインの成功に大きく貢献するであろう。ニュージーランドのワインの存在を知らなかったスターバックスの顧客が、メニューにあるので、試してみて、興味を持つようになるかもしれない。ニュージーランド・ワインは、通常若い世代の人にとても人気があるからね。」とコメントを出す。

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