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ブレナムにマールボロ内陸港が本年初頭に開港した。ワインワークス・マールボロ社(注:ボトリング・倉庫・物流サービスを提供する民間企業グループ)に隣接されたこの新内陸港は、南島と北部への運搬効力を格段に向上するだけでなく、道路寸断、天候災害などで港との接続トラブルなどに対応できる強力な役割が期待されている。
昨年12月には地元の部族代表者を招いての祝福の儀式が執り行われ、新内陸港は「ホノマイ」という名称を地元部族から授かった。これは「つながり」と「集い」という意味があり、人、貿易、産業をつなぐ内陸港としての役割を反映する名称だ。「ホノマイ」はニュージーランドのワイン物流会社キー・コネクト社が入り、ポート・ネルソンとセントラル・エクスプレスと直接接続された。
ワイン・ワークスマールボロ社は「ホノマイ」に隣接しているため、施設間の物資移動がより迅速となった。これまでは、同社が使用するボトルはネルソンから直接に搬送されていたが、これからは電動タグボートとトレーラーでワイン・ワークス社への直接輸送が可能となった。これで、サステナビリティ方針にのっとった排出量削減が可能となった。
近接という利便性とアクセスの良さが最大の強みであり、それに加えて天候不良などの事情でワイン・ワークス社とポート・ネルソン間の交通路が塞がれるようなことがあっても、「ホノマイ」が代替案として使える。例えば2022年に大規模な気象災害で主要国道が長期修復工事となり、物流網が断絶し、在庫の移動が滞ってしまったことがあった。現在「ホノマイ」には、約2週間分の供給備蓄可能なスペースをワイン・ワークス社は保持しているので、代替手段を模索している間に、生産停止や減産防御回避が可能となった。
つまり顧客のワインをコンテナに詰め込みに選択肢ができたということだ。輸出用のボトル入りされた完成品は、「ホノマイ」に直接輸送し、梱包・コンテナ積み込みが可能だ。そのためウェリントンやクライストチャーチなど、他の港への輸送プロセスも効率化されている。
こうしたインフラが整備されることで、地域のワイン生産者の事業継続力を高めただけでなく、パートナー企業の製品を市場に出す際の利便性を高め、その上ワイン製造を海外に流出させずに、国内製造への付加価値も高めた。
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