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ニュージーランドワインニュース

「ジュラシック・パーク」などで世界的に有名俳優だった、ニュージーランド国籍のサム・ニール氏は、今年7月に78歳で死去する直前に、彼の30年以上にわたるニュージーランド・ワイン産業を支援してきた功績が認められ、ニュージーランド・ワイン生産者協会のフェローに選出されていた。同氏は「トゥー・パドックス」の創設者で、国際的な知名度を活かし、ニュージーランドのワインや産地を世界的に注目させた功績で高く評価されていた。ニール氏は1992年に最初のブドウ畑を購入し、1993年にセントラル・オタゴに「トゥー・パドックス」を設立した。

ニール氏の逝去を受け、ニュージーランド・ワイングロワーズは同氏に追悼の意を表した。

「ニール氏は、ニュージーランド映画界の愛される伝説でもあり、ニュージーランドのワイン業界でも象徴的な存在だった。彼がワイン業に参加したのは、家族や友人と、至高のピノ・ノワールのひとときを分かち合いたいという願いから始まったことから、ニュージーランドで最も尊敬されるワインブランドの1つへと成長した。その過程で、彼はニュージーランドのワイン、産地、そして、この地に住む人を世界中の観客に紹介する一助となった」と、ニュージーランド・ワイングロワーズは報じている。

生前の栄誉
亡くなる直前にニール氏は2026年度のニュージーランド・ワイングロワーズの新たなフェロー5名の1人に選出されていた。この賞は、リーダーシップ、革新性、貢献度でニュージーランドのワイン業界に顕著な功績を残した人物に対し、ワイン業者の推薦を通じて授与されるものだ。

「ニール氏はニュージーランド・ワインの普及に貢献し、業界の物語を彼の温かさと誠実さをもって伝えてきたことが評価されての受賞だ。自身の知名度、才能、そして独特な語り口を惜しみなく活用しニュージーランド・ワインを宣伝し、ワインコミュニティに係る人、土地柄や物語を彼の人間性と温かさを通じ伝え、世界的な注目を集めまた。この栄誉が彼にとりどういった意味を持つかを語り、ニュージーランド・ワイン業界での35年以上にわたる自身の功績だけでなく、その道のりを共に歩んできた献身的な『トゥー・パドックス』のチームやセントラル・オタゴ地域に対しても感謝の意を表していた」と、ニュージーランド・ワイングロワーズは付け加えている。

永続的な遺産
フェロー制度は業界の成功を築き上げてきた人々を称えるものだ。フェロー賞は毎年、当業界に顕著な貢献をした選りすぐりの人々を称えるものだ。2026年のフェローは、卓越性へのこだわり、知識の惜しみない共有、そしてワイン業界全体への奉仕を通じて、それぞれが独自の方法でニュージーランド。・ワインの地位向上に貢献してきた人たちが受賞している。2026年度のフェローは、8月末にポネケ・ウェリントンで開催される『ニュージーランド・ワイン2026 祝賀ディナー』で正式に任命される予定となっている。 ニール氏に加え、新たにフェローに選出されたのは、ケビン・ジャッド氏、リネット・ハドソン氏、レックス・サンデ氏、フィリップ・グレガン氏。

「今年のフェローが成し遂げた貢献を、私たちは大変誇りに思っている。彼らは次世代のワイン生産者たちに永続的な遺産を残してくれた。8月末の就任式で、彼らを称え、祝福できることを楽しみにしている」とニュージーランド・ワイングロワーズのディレクターである、ファビアン・ユキッチ氏は語った。

「セレブリティ」を超えて
ニール氏は、自身が「セレブリティ・ワインメーカー」と呼ばれることを拒み、トゥー・パドックスがワインの品質で評価されることを望んでいた。

セントラル・オタゴワイナリーは、ギブストンの5エーカーのブドウ畑から始まり、現在ではギブストン、アレクサンドラ、バノックバーンに4つのブドウ畑を擁する生産者へと成長した。同氏は、有機農業、テロワールを重視したピノ・ノワール、そしてニュージーランドワインの長期的な可能性を力強く提唱する存在となった。

2013年に『ザ・ドリンクス・ビジネス』誌の取材に対し、ニール氏は次のように語っている。「『セレブ・ワインメーカー』というレッテルは好まない. 有名人が作ったワインだと聞くと、人は『きっと美味しくないに違いない』と決めつけて、ため息をついてしまうからだ」その4年後には、ワイン造りを「芸術の一つ」と表現し、自身の死後もブドウ畑が「美しいもの」として残っていくことを願っていると語った。

食卓を囲んで分かち合うワイン
ニュージーランド・ワイングロワーズは、ニールの功績は彼のワインと、その背後にある哲学の両方を通じて今後も受け継がれていくと述べた。

「サムの映画での遺産は、今後も何世代にもわたって観客を魅了し続けるだろう。同様に彼がワインを通じて提唱した哲学、つまり、家族や友人と食卓を囲んで分かち合う素晴らしいワインこそが、人生の真の喜びの一つであるという考えも不朽だ。」

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