NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
06.09.2015
アメリカがワイン市場トップの座に

アメリカがオーストラリアを凌ぎ、ニュージーランドにとって最重要ワイン市場の座に踊り出た。

2015年6月の会計年度末における米国への輸出額は、前年比13%増の3億7200万ドル。
額で見ると、全輸出量の約4分の1を米国市場が占めている。
その他の主な輸出国は、オーストラリア(362億ドル)、イギリス(3億5400万ドル)、カナダ(9500万ドル)、オランダ(4100万ドル)。

ニュージーランドワイングロワーズ・チーフエグゼクティブのフィリップ・グレギャン氏は、環太平洋経済連携協定(通称TPP)によりアジア市場、特にワインの関税率が高い日本市場が拡大する可能性があると話す。

また同氏は「目標に掲げる輸出額20億ドル達成を、過去10年間の成長を元に強く確信している。金額が問題ではなく、いつ達成するかということ」とコメントを続ける。

品種毎の生産量を見ると、ソーヴィニヨンブランが群を抜いており66%、シャルドネ(8,3%)、ピノノワール(8%)、ピノグリ(6.2%)、メルロー(2.7%)と続く。

ヴィンヤードの総面積は3万5千ヘクタールで、収量は32万6千トン。ニュージーランドにおいて、ワインは現在輸出額第6位。

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