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ニュージーランドのワインブランド、アラ・ワインズはイギリス初となる、アルコールを除去したマールボロ・ソーヴィニヨン・ブランを発売した。
アラ・ゼロは、イギリスのソーヴィニヨン・ブラン購買客がニュージーランドで最も人気のブドウ品種をアルコールの摂取量やカロリーを抑えながら、どのような場面でも楽しんでもらえる画期的な商品であると評されている。
アラ・ワインズによると、チーフ・ワインメーカーであるダンカン・シャウラーが、香水作りで知られる「革新的なスピニング・コーン技術」を用いて、ワインから香りとアルコールを優しく分離させている。
アルコールを除去すると、「マールボロ・ソーヴィニヨン・ブラン特有の蒸留アロマ」が再びワインに与えられる。
ビバンダムで販売されているこのワインの定価は8ポンドで、他のノンアルコールドリンクよりも高め。これは「高品質の果実を使用していることに加え、厳しい生産基準を反映しているため」とワイナリーは話す。
そして125mlのグラスでは、通常のワインに比べカロリーが80%抑えられていると言う。
「マインドフル・ドリンキング(意識的なアルコール摂取)の台頭から、エクササイズ参加後の夕方に軽く爽やかな飲み物を求める人々まで、低アルコールやノンアルコールのトレンドは主流になりつつある」とシャウラー氏。
「アルコール0%※のワインを作るきっかけとなったのは、ワイナリーで行われたフィットネスチャレンジ。1ヶ月間アルコールを飲まず、糖分を控え運動量を増やし、画面を見る時間を減らすなど、ライフスタイルを変えるというものだった。ワインメーカーであり長年ワインに囲まれてきた私にとって、アルコールを断つことは過酷だった。」
「我々は、この革新的な技術とそれがもたらす輸出市場への影響に期待している。世界中のマールボロ・ソーヴィニヨン・ブラン愛好家達に、彼らが大好きな品種のアルコール0%バージョンを届けられるということには、非常に大きな意味がある」とシャウラー氏は続けた。
※アルコール含有が0.5%以下のものを指す
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