NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
13.01.2015
標高5,180メートルの場所にワイン上陸で世界記録樹立

ニュージーランドのワイナリーが、エベレスト山を望む標高17,000フィート(約5,180メートル)の地にワインを上陸させたとして新記録を樹立した。

セントラル・オタゴのワイナリー、ドラムサラワインズが高地レスキューパイロット、ジェイソン・ライン氏の力を借り、2012ヴィンテージのヴェンティファクツブロック・ピノノワールを運び、公式な記録樹立を達成した。

チームは、マハラングール・ヒマラヤ山脈のカラパサール・ランディングの標高17,327フィート(約5,281メートル)の場所にワインを持ち込み、これまでワインが最も高い標高に上陸した最高記録であったトルコのアララト山の470フィート(約143メートル)を破った。

ネパール語で「黒い岩」を意味するカラパサールは、エベレストを見渡すのに絶好のポイントとされているが、ワインが上陸したのは初めて。

ニュージーランドのヘリコプター・パイロットであるライン氏は、世界でも数少ない高地レスキューパイロット。
同氏は「今回は大変稀な挑戦だった。ワインを上陸させるとは、疑いなくこれまでに依頼された中で最も風変わりなものの一つ」と話す。

ドラムサラワインズは、ニュージーランド羊毛協会の元ディレクター、ジョン・マサソン氏が経営、セントラル・オタゴのクライドとアレキサンドラの町を見渡せる台地に8ヘクタールの土地を所有している。
畑は2000年にマサソン氏が初めて植樹し、趣味で始めたものの、現在ではブティックヴィンヤードとして運営している。

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