NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
12.10.2015
マールボロ、ニュージーランド・ワイン会議で促進される

ワイン業界の恒例行事のニュージーランド・ワイン生産者協会主催のロメオ・バラガト会議はカウソーン・マールボロ環境賞の最終選考者上位4名を同地域で持続可能な実践をする業種を取り上げるワークショップで特集することとなった。この会議は昨今のマーケティング動向やワイン業界での革新的研究に光を当て、ネピアで3日間にわたり開催される.。

ワイン産業革新部門でのマールボロからの最終選考者はトレーシー・マーシャル氏、スティーブン・リーチ氏、デビッド・ウィリアム氏の3氏。マーシャル氏は今年3月のカウソーン・マールボロ環境賞を受賞している。ワークショップの4番目のパネリストには、ポール・ミレン氏。彼はビジネス革新部門と、スプリーム・マールボロ環境賞を授与している。

持続可能なビジネス実践ワークショップのコーディネターのべヴ・ドール氏は「こういった議論の場は今後環境にやさしいというモット―で、ビジネスを成長させる場としてのマールボロを振興するために良い機会だ。マールボロが持つ自然と人材の特別な融合が世界に名だたるワインを作り上げた。この会議はワインに関わる仕事をしている人の知識を幅広い観衆に周知できる良い機会だ。それぞれのグループは、ブドウ畑の規模に関わらず環境に安全な手方を開発し、生産コストを抑え、環境にも利がある方法を確立した。」と言う。

ペルノ・リカール社のワイン醸造者で持続可能パートナーのトレシー・マーシャル氏は、同社の革新的環境管理賞を過去5年間に渡り授与している。2010年から同社はワイナリーのエネルギー消費を40パーセント、ワイン生産からの廃棄物を85パーセント、ワィナリーの水消費量を15パーセント削減し、さらには二酸化炭素の排出量も28パーセント削減した。同社の100ヘクタール以上のブドウ畑は有機栽培として認証を受けており、さらにブドウ栽培地域を増やしている。

ニュージーランド・乾燥地森林・イニシアティブのプロジェクトを管理するポール・ミレン氏は、手数のかからない広葉樹の鋼材となるユーカリの栽培をブドウ畑に開始した人間だ。ミレン氏は最高賞とビジネス革新賞の二つを授与している。

サザーン・ウォター・エンジニアリング社の取締役を務めるスティーブン・リーチ氏はスマート監査と呼ばれる管理ツールの開発し、水と電力の消費を押させつつ、1800ヘクタール以上のブドウ畑のブドウの質を向上した。

マトゥア・ワインの製造マネージャーのディヴ・ウィリアムズ氏が率いるチームは人口23500人の町から汚水が環境に与える影響を80パーセント軽減し、の生物的処理工場を開発し、その上同社の生産を生産量を2倍にした。このシステムで処理された水は、マールボロ市会議の森にパイプで送られ、ミミズ堆肥に似ているゼリー状フィルターはブドウ畑で土壌栄養剤として利用された。

ロメオ・ブラガト会議は今年で開催21年目を迎え、2015年収穫されたワインからの新しいワインの試飲と授賞式も行われる。クラウディ・ベイのマット・ダガン氏を含む、本年のニュージーランド今年のブドウ栽培者の優勝者と今年ワイン醸造家賞も同時に発表される。

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