NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
08.01.2007
マールボロワインが10年後にはニュージーランドワインの7割を占める?!

バビッチ・ワインズやマトゥア・ヴァレー・ワインズなど、大小多くのマールボロ・ワイナリーと契約を結びワイン生産を行っているNZトップクラスの生産者、ラパウラ・ヴィントナーズの最高経営責任者、ナイジェル・テイラー氏が、マールボロ・ワインの今後について語った。

「2000年にはニュージーランドワイン総生産量の3分の1に過ぎなかったマールボロ・ワインが、2004年は57パーセント、2005年には62パーセントを占めるまでに成長した。この調子が続けば、遅くとも10年後にはNZ全体の7割をマールボロ・ワインが独占することになるだろう。
先月のウィザー・ヒルズの不正騒動で打撃を受けたにもかかわらず、マールボロのワインメーカー達は協力体制を崩すことなく、醸造機器の共同購入やブドウ栽培に関する共同研究・開発にも力を注いでいる。
我々はこのように常に“質”を重視し、特にマールボロの主要品種ソーヴィニヨン・ブランに関しては、イギリスを始めとしたヨーロッパ各国とアメリカにおいてまだまだ需要の増加も見込まれている。これからも世界のどの地域にも真似することのできない、“マールボロ・ソーヴィニヨン・ブラン”を造り続けていきたい。」

今後もマールボロの各ワイナリーから登場するソーヴィニヨン・ブランと、近年評価が上がっているピノ・ノワールからも目が離せない。

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