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「ネルソン・ワインを味わおう」とグリーンのステッカーをボトルに貼り、スーパーマーケットでネルソン・ワインを目立たせようとの試みが開始した。

ワイン・ネルソンのパール・マイルズ会長はネルソンのスーパーでワインボトルにラベルを貼りながら、「地元の人は当然地元ワインを愛飲してくれてはいるが、そんな人たちにもお気に入りのワインが店舗ですぐ目に入るようにと、この試みを始めた。一か月ほど前に試験的にステッカー添付をしたが、反響も良く、販売量も昨年と比べて上向きになった」と語る。

ワイン・ネルソンの今回の企画は、当初は地産製品購買キャンペーンとして開始し、それが発展し、瞬時に識別できるマーク開発へと展開した。単にネルソン産ワインを見つけ易くすること以外にも、これまでネルソン産ワインを飲んだことがなかった人にも試してみようかと思わせる刺激にもなっている。

「ネルソンが国内で第４のブドウ産地で、素晴らしいワインを作っているというのは、特段不思議なことではない。しかし、そういう情報を知っていても、実際に販売されている所で目立つようにするのはいいことだ。中には自称ワイン・ブロッガーと言う人がうちのワイン・セラーに立ち寄った時に、その人はノイドルフとサイフリード、そして他のワイナリーにも行ったことがあったのにも関わらず『ネルソンでどのくらいの量のワインが生産されているかも、その品質も知らない』と言っていたぐらいだ。」

マイルズ氏はこの数日間かなりの時間をかけ地元産のワインの瓶にステッカーを張る作業に明け暮れていた。

「ワインにラベルを付けるだけで、十分その効果は出ている。僕がラベルをつけるはしから、お客さんがそのボトルを買い物かごに入れて行く。一見してその効果は大だ。ネルソン・ワインに人気があるのを見て、店舗にも人気の高さを再認識する機会いもなった。昨年のロックダウン期間は、ワイン業界にはとてもいい時期だった。その時にネルソンのワインを飲んだ人達は、すっかりネルソン・ワインのファンになってくれた。地元のワイン製造関連の中でも参加者がもっと出てくれば、より目立つものになるだろう。」