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ニュージーランドワインニュース
03.02.2021
影響力のある米国ワイン雑誌掲載のマールボロ・ソーヴィニヨン・ブランが売れ行き絶好調
ニュースソース https://cutt.ly/fkdCsP1

米国のワイン雑誌が、ベストワインの1つとして マールボロのワインを選出した。

ワイン・スペクテーター誌が2020年の「トップ100」を発刊、アラン・スコット・ソーヴィニヨン・ブラン・マールボロ 2020が23位の座についた。

ワイン界で世界的権威ある雑誌に挙げられる同誌は、世界中から集まった1万5千本以上のワインをブラインド・テイスティングにて評価したもの。

選出は次の4つの基準に基づいて行われる。品質(点数で表示)、価値(価格に反映される)、入手しやすさ(米国で生産もしくは輸入されたケース数に基づく)、そして最も重要なのがワインの背景にある訴求力を持つストーリー、「Xファクター」。

「しなやかでジューシー、パッションフルーツやキーライム、ルビーグレープフルーツが組み合わさった芳醇な風味。しっかりと特徴が表現されており、おろし立てのショウガや緑茶のニュアンスを持つ長い余韻」と同誌は評している。

アラン・スコット・ファミリー・ワインメーカーズのチーフ・エグゼクティブ、ジョシュ・スコット氏は、非常に大きな影響力を持つ評価だと言う。

「今回のような審査は素晴らしい。 独立した分析評価でワインを1本ずつありのままに、そして背景にあるストーリー全体と共に判断されるから。ワイン同士を比較して評価され、激しく競い合うワインコンクールとは異なる」

チーフ・ワインメーカーのブルース・アボット氏は、一貫性が成功の鍵だと話す。

アラン・スコット・ ファミリー・ワインメーカーズのソーヴィニヨン・ブランは、3年連続でワイン・スペクテーターにて90点以上を獲得している。

「誰しも自分がやりたいこと、達成したいことに対する方程式がある。マールボロ・ソーヴィニヨン・ブランは本当に素晴らしい品種で、扱いやすく独自の個性を持っているため我々は非常にラッキーだ」とアボット氏は語った。

今回選出された2020年産ソーヴィニヨン・ブランは100パーセントマールボロのブドウをブレンドしたもので、半分はローワー・ワイラウの畑、残りの半分はラパウラの畑のもの。

米国は同社にとって最大の輸出市場だ。

「私の父、アラン・スコットが米国での仕事の99パーセントを行ってきたため、全てのハードワークも背景も知っている。ここ2、3年で非常に良い成長を見せている」とスコット氏。

「アメリカは実際にニュージーランドの市場を追い抜くだろう。国内市場が中心のため、この動きはかなり特殊だ。現在は半々だが、輸出が約7割、国内が約3割へと移行している」

「ワイン・スペクテーター誌は世界的に影響力を持っているため、 今回の新たな受賞は売上に大きく影響する。ありえないほどの売れ行きだ。世界中からの注文で、先週はコンピューターがオーバーヒートしていた。2021年1月17日には正式に在庫切れとなる」

ワイン・スペクテーター誌の表紙は額に入れられ、他の賞と共にプライベート・ルームに飾られる予定。

アラン・スコット・ファミリー・ワインメーカーズは昨年30周年を迎えた。

「私が子供だった頃、現在レストランとなっている場所がただの泥と土だったことを覚えている。オープン初日の私の仕事は埃をはらうことで、夏の間ずっとその仕事をしていた。あまりにも多くの人が訪れるので、泥を噴射していたんだ。とても良い思い出だ」とスコット氏は語った。

同社はグリーン・ジンジャー・スプリッツァーやニュージーランド・サマー・ロゼ・スプリッツァーなどの 新商品にも取り組んでいた。

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