予想上回るマールボロでの収穫
収穫の時期が迫り、ワイン業界では今年の暖かめの気候に期待が寄せられてはいるが、一方力量を試される場合もあり得るので、油断はできない。 マールボロ・ヴィントナーズのブドウ栽培家のニック・ウィンター氏は、「ブドウ栽培には絶えず挑戦すべき課題が出……続きを読む
22.03.2020
ニュージーランドの輸出急上昇
ニュージーランド・ワイングロワーズによると、2019年、ニュージーランドワインの輸出は8%の伸びを見せ、合計輸出額は記録的な10億8600万ドルに到達するとのこと。 アメリカが引き続きニュージーランドワイン最大の輸出マーケットで、輸出額は6……続きを読む
01.03.2020
今年の乾燥した気候はワイラパパのワイナリーには吉兆か
陽ざしの強いワイラパパは乾燥しきっている。牧羊業者には悪い状況だがワイナリーには良い兆候だ。 これまでの穏やかな春と暖かな夏の夜の延長で、今週の気温は30度台前半にまで上昇した。 「昨年の収穫に悪影響を与えた霜を填補してくれる収穫になること……続きを読む
27.02.2020
季節労働者ビザの発給増加:ワイン業界には良い動向
海外からの労働者へのビザ発給の増加はワイン業界には歓迎されているが、労働者不足の問題は解消していないようだ。イアン・レスギャロウェイ移民大臣は、今後2年間で3150人分の季節労働者用のビザを発給すると最近発表した。ただし、ニュージーランド人……続きを読む
05.11.2019
2019年のニュージーランドのヴィンテージ結果
信頼筋の情報をもとに今年の収穫調査を行った結果、かなり高い確率で「最上級」という言葉が飛び交いそうな状況が浮かんできた。■ワイヘキ「全品種でのかなり素晴らしい収穫だ。質と量を鑑みると、この結果は潤沢を疑う余地もなく、素晴らしい収穫と言えよう……続きを読む
24.06.2019
気候変動はニュージーランドの水力発電とブドウにはいいニュース!?
昨今の暖かな気候はニュージーランドの水力発電へも潜在的効果があり、気候変動がもたす珍しい良いニュースともなり得るかも知れない。既に水力発電で、国の電力使用量の半分を賄っており、エネルギーを再生可能源から80%供給している。南島では、ワイタキ……続きを読む
20.01.2019
ニュージーランド企業のトラックマップがオーストラリアワイン業界アウォードを受賞
ニュージーランドのテクノロジー企業が、ブドウ栽培界へ与えた影響に対しオーストラリアの主要な賞を受賞した。トラックマップのソフトフェアは、ブドウ栽培家と請負業者へ高性能なGPS誘導システムとヴィンヤード管理を支援するためのクラウドベースのアプ……続きを読む
10.12.2018
園芸農業界、重要な生体駆除に対する画期的な一歩を歓迎
ニュージーランドの園芸農業界は、クサギカメムシ(BMSB)の侵害があった際、極めて小さなサムライワスプ(寄生蜂の一種)をニュージーランドで放出することを観光保護局(EPA)が許可する決定を下したことを歓迎した。BMSBカウンシルの議長、アラ……続きを読む
16.09.2018
ニュージーランド ヴィンテージ・レポート2018
3回発生したサイクロンの影響により、通常の初期収穫段階による成熟条件より暑くなった日中や夜間に暖かくなった日が多くあり、2018年は困難な状況に直面した地域もあった。各地域の概要は以下の通り。【ギズボーン地域】1月から3月にかけての降雨量は……続きを読む
24.06.2018
10年は耐久するブドウの木を支える材木杭
ニュージーランドには現在想定3.6万ヘクタールのブドウ畑が存在し、そこのブドウの木は約2,100万本の杭で支えられている。この大半がCCA(防腐・防蟻のため、クロム・ 銅・ヒ素化合物系木材防腐剤を木材内部に加圧注入処理すること)したマツ科の……続きを読む
17.06.2018
需要に追い付いていけない、とオーガニック・ワイン醸造家たちの嬉しい悲鳴
オーガニック・ワイングロワーズ・ニュージランド(有機ワイン醸造を振興する団体)は海外からの需要に応じるために、もっとブドウが欲しい、とブドウ栽培家に訴えている。「有名なワイン会社や新規侵入のワイン会社から、ひっきりなしに電話がかかってきてい……続きを読む
03.04.2018
温暖化により栽培に適したブドウ品種が増える?!
「ワイン愛好家は数十年後にはセントラル・オタゴ産のシラーやメルローが買えるようになるかもしれない」と、元セントラル・オタゴワイングロワーズ(COWGA)代表のジェームス・ダーシー氏は話す。果実は甘みを増しブドウの樹の生長も早まり、今世紀の終……続きを読む
08.01.2018