NZ Wine Column
ニュージーランドワインコラム
第114回コラム(Jan/2012)
NEWZEA Platformへ行ってきました!
Text: 吉武亜季子/Akiko Yoshitake
吉武亜季子

著者紹介

吉武亜季子
Akiko Yoshitake

東京都出身、東京在住。広告関連企業に勤めるワイン愛好家。 ニュージーランドの友人からお土産にもらったピノ・ノワールのおいしさに感動して、NZ旅行を決意。2週間かけて5つのエリア/約20ヶ所のワイナリー巡りを実施。現在、ワイン学校にも通いながらブルゴーニュや新世界ワインの勉強を進める傍ら、都内で開催される各種ワインイベントへ積極的に参加。趣味はサーフィン、旅行。

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2012年突入も、あっという間に3月が過ぎようとしています。年末年始は家族と過ごしたり旅行に出たり、そして週末は雪山めぐりと忙しい友人たちとついに迎えた新年会も気づけば2月に突入後。その新年会では幹事の特権を活かし、私の独断で場所はニュージーランドなお店に決定!以前から気になっていた「NEWZEA Platform」に行ってきました。

「NEWZEA Platform」は、代々木公園駅から徒歩数分(渋谷駅からも歩けます)の住宅街にたたずむ、昨年秋にオープンしたばかりまだ新しいお店。1Fはバーカウンター、2F以上は着席スタイルの店内と、一人でふらっと寄ることもできれば大切な家族や友人たちとお食事も、と様々なシーンに応えてくれるそんな雰囲気のお店でした。

友人たちがパラパラと集まりだし、いよいよ新年会(というより、普通にお食事会)がスタート。もちろん、最初はスパークリングワインから。今回は、ニュージーランドらしく(?)マールボロのソーヴィニヨン・ブランのスパークリングを箸本店長よりサーブしていただきました。ソーヴィニヨン・ブランのスパークリングワインは、友人たちには初めての体験だったようで、すばらしい香りと泡の組み合わせは大好評。“これ、美味しい!”と、みんなが連発。

スパークリングワインのお供は、バーメニューからしっかり味付けされたオリーブ。そして、しばし歓談しているうちに、オーダーしたお食事が届きます。フードメニューもニュージーランド色(食)満載です。グリーンサラダはニュージーランド特産品“マヌカハニー”のドレッシングがかかったもの。風邪をひきやすいこの季節、体にやさしいメニューはうれしいですね。そして、見るからに新鮮なお野菜の色にこちらも元気になります。

*マヌカハニーとは、ニュージーランドの原住民マオリ族が薬として使っていたマヌカの木からとれるハチミツです。「抗菌力」「殺菌力」が優れているといわれ、健康によいハチミツとして重宝されています。

また、お酒のつまみにベストマッチ?なソーセージもニュージーランド自慢の乳製品“ニュージーランドチーズ”が練りこんであるというもの。そして、ニュージーランド産のキングサーモンとアボカドのピッツア、ニュージーランド産サーモンの紙包み焼き・・・など、次々とニュージーランド食材が使われたこだわりフードメニューが続きました。

もちろん、ワインも忘れてはいません!(忘れそうになったけど・・・)ニュージーランド産サーモンと一緒にリースリングやソーヴィニヨン・ブランも楽しみました。今回、私たちがいただいたのは、「Astrolabe Voyage Marlborough Dry Riesling 2010(ヴォヤージュ マールボロ ドライ リースリング )」と「TeMaTa Woodthorpe Sauvignon Blanc 2011 (テマタ ウッドソープ ソーヴィニヨン・ブラン)」。リースリングは、とても上品な香りでなめらか、気持ちの良い飲み心地のワインでした。また、ソーヴィニヨン・ブランは北島のホークス・ベイからのもの。きりっとしていて、上品で繊細なワインでした。ソーヴィニヨン・ブランというとマールボロのイメージが強いのですが、ホークス・ベイのソーヴィニヨン・ブランもなかなか!うれしい発見でした。

続けて、お肉料理にあわせて赤ワインにも進みました。オーダーしたのは、自家製ローストビーフのサラダとニュージーランドラム肉のお料理。一緒にいただいたワインは、南島セントラル・オタゴの「Lowburn Ferry HomeBlock Pinot Noir 2009(ローンバーン フェリー ホームブロック ピノ・ノワール)」。こちらは単一畑からの丁寧につくられたピノ・ノワールとあって上品な香りが漂い、とてもきれいなワインでした。もちろん、お肉料理も大好評。やはりニュージーランド名物のラム肉のお料理には、これまたみんなの“美味しい!”がとびかい、(くさみもなく)やわらかくてジューシーなラム肉は大人気でした。

ちなみに、今回は試すことができなかったものの、「NEWZEA Platform」の充実した赤ワインリストにはまだまだ気になるワインがありました。「Brick Bay Pharos 2006(ブリックベイファローズ)」や「Heron's Flight Prem Sangiovese / Dolcetto(ヘロンズ フライト プレミアム サンジョベーゼ ドルセット)」といったボルドー系ワイン、マルベックブレンド、ニュージーランドワインにしてはめずらしいサンジョベーゼなど。次回はぜひ飲んでみたいです。

そのほか、私たちは魚介のトマト煮込みも追加、お料理のレパートリーも多くついつい続けてオーダーしてしまいます。最後は、デザートにかぼちゃプリンまでしっかりいただいて食事会をフィニッシュ!たっぷりよく飲みよく食べニュージーランドを満喫することができました。そして、何よりも美味しくてヘルシーだったのが素晴らしいです。

今回、ニュージーランドワイン&ニュージーランドフードが初めての経験になった友人たちにも気に入ってもらえた様子。ニュージーランドワインとニュージーランドフードを思う存分、そして日本でも気軽に楽しめるところがまた増えてうれしいですね。

2012年3月掲載
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