NZ Wine Column
ニュージーランドワインコラム
第139回コラム(Feb/2014)
ニュージーランドフェア at 東京ドームホテル「リラッサ」
Text: 名井章乃/Akino Myoui
名井章乃

著者紹介

名井章乃
Akino Myoui

高校より8年間、オークランドにて過ごす。大学時代よりニュージーランドの「ワインのある食卓」に興味を持ち、NZ在住期間はオークランド付近のワイナリーめぐりも。現在は日系化粧品雑貨関連の海外営業等の仕事を経て、2011年9月、株式会社フュージョンライフを設立、アボカドオイルNZ社のグローブブランドの日本輸入元となる。長年住んだニュージーランド愛の元、ニュージーランドの食やワインについて、少しでも日本の皆様に知っていただきたいと思い、コラムを書いています。

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ニュージーランドワインファンの皆様、こんにちは。グローブアボカドオイル輸入元、フュージョンライフの名井です。

2014年初のコラムは、都内最大級のブッフェレストラン、東京ドームホテルスーパーダイニング「リラッサ」にて現在開催されております、「ニュージーランドフェア」。3月末まで開催のこちらのフェア、初日の3月1日のランチに行ってまいりました。

ニュージーランドの動画や、ラムのバナー等、ニュージーランドの空気感あふれるエントランスでのお出迎え。ブッフェスタイルのお料理が並びます。

ランチでは、ニュージーランド産太刀魚とホワイトソースのシーフードグラタン、ニュージーランド産パーナ貝ときのこのジョノベーゼ、ニュージーランド産ラムのナバラン・プランタニエ、ニュージーランド産アボカドオイルでマリネしたカプレーゼ等、ニュージーランドを代表する食材が使用されたお料理が。他にもニュージーランドの特産、ニュージーランド産キングサーモンと野菜のオムレツ、デザートにはニュージーランドの新鮮な乳製品を使用したバニラアイスクリームの中にキャラメルの粒を入れた、ホーキーポーキーアイスクリーム等も味わえます。

ディナーはメニューが変わり、ニュージーランド産オーシャンビーフのロースト、ニュージーランド産マンダリンジンジャーマーマレード入り幻霜ポークのラケ、ニュージーランド産アボカドオイルと帆立・オレンジのマリネ等、同設されている中華のバラエティとともに、様々なお料理が楽しめます。

初日は週末も重なり、満席でしたリラッサでのニュージーランドフェア。今回三回目となる、こちらのフェアを企画された野上シェフに今回のニュージーランドフェアについて、インタビューをさせていただきました。

―今回で三回目のニュージーランドフェアとなりますが、そのいきさつを教えてください。

最初ニュージーランドフェアの提案を受けた際、あまりニュージーランドのイメージがわかず、色々調べてフェアを開催したものの、納得できるものではありませんでした。2回目のフェアの前にニュージーランドへ渡航。現地ではサーモンやお肉等の食材工場を訪ねました。良い意味での手付かずの大自然のある国で、海鮮、肉、乳製品等が豊富で、日本でいうと北海道に似ている印象を受けました。

―今回のニュージーランドフェアで使用された食材とシェフが感じる魅力は何でしょうか?

今回のフェアでは、手長エビ、キングサーモン、パーナ貝、ビーフ、ラム、ジンジャーマーマレード、アボカドオイル等を使用しました。ニュージーランド産のラムはこのブッフェ以外でも使用していますが、ラムがあまり好きではないお客様からも美味しく食べられると好評をいただいています。ビーフはワールドスタンダードから見ても、品質がよく、味がしっかりしています。アボカドオイルは、色も良く、濃厚だけれど癖がなく使いやすいところが気に入っています。どの食材をとっても、大自然の恵みからとれた、「ピュアな濃さ」があると思います。

―現地ではワイナリーも訪問されたということですが、感想は?

どこのワイナリーにもランチができるレストランが併設されているところが良かったです。大自然の青空の下、葡萄園を見ながら、フレッシュ感と果実味のあるソービニヨン・ブランはとても心地良く、心身ともにリラックスしながら、パワーチャージができました。

実際現地を訪れ、ニュージーランドとニュージーランド食材の魅力を感じてこられた野上シェフ企画のこちらのブッフェ。今回のフェアではニュージーランドワインは入っておりませんが、ニュージーランドのクリーン&グリ-ンな大自然から生まれた沢山の新鮮なニュージーランド食材を十分に楽しめます。

ニュージーランドを訪問したことのある方は、その大自然のピュアさを思い出しながら、まだの方はエントランスで流されている動画を堪能した後に、どんな場所でできた食材かをイメージしながら、お食事を味わってみると、また違った楽しみ方ができるかもしれません。3月31日まで開催されていますので、ニュージーランドワインファンの皆様には一度是非行ってみていただきたい場所だと思いました。

2014年3月掲載
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