NZ Wine Column
ニュージーランドワインコラム
第149回コラム(Dec/2014)
真夏のバーベキューinニュージーランド
Text: 岡嘉彦/Yoshihiko Oka
岡嘉彦

著者紹介

岡嘉彦
Yoshihiko Oka

「ニュージーランドワインを毎日飲みたいから!」と言っても過言ではない程この国のワインの素晴らしさに魅せられて、数年前から移り住んでおります。大学卒業後は、カリフォルニアにあります某ワインメーカーにて勤務し、その後レストランにてお客様へ直接ワインの素晴らしさを伝えてきました。今現在は、シェフとして、ワインと料理のマリアージュ(最高の組み合わせ)を追求すべく、ここNZで毎日新鮮なNZ食材と向き合っております。少しでも多くの方に、NZワインとNZ料理の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。

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毎日もの凄く強い陽射しが照り続けている、ここニュージーランドからお送りします今回のコラムは、「真夏のバーベキュー」と「ワイン」に関してです。

ここニュージーランドは、日本とは季節が真逆で、今はまさに夏真っ盛りです。気温でいいますと、南島と北島でも大きく違いますが、摂氏25度から30度位でしょうか。しかし、陽射しの強さが日本に比べてとても強いので、たった10分太陽の下にいるだけでも、すぐに日焼けをしてしまします。しかし、何よりも良いのが、湿気が少ないことです。そして南極から吹き抜ける風は冷たく、日陰はちょっと寒い?と感じることもあります。そのせいか、私は個人的にとても汗かきなのですが、真夏だというのに、汗を殆どかきません。そんな真夏のニュージーランドでの一番の楽しみといえば、なんと言ってもバーベキューです。

ニュージーランドには、いたるところに“バーベキューのグリル台”があるのをご存知でしょうか?公園、海辺、こんなへんぴなところに誰が来るの?という場所にも存在しています。これは自由に使えるもので、天気の良い夏のシーズンには、朝早くから場所取りに昔よく行かされたものです(笑)。

よって、準備するものといえば、グリル台(網)に敷くアルミホイル、あとはお肉だけ!ニュージーランドでは、公園やビーチなどの、一般の人が自由に出入りできる場所での飲酒は禁止されている(一部地域を除く)ので、外でのバーベキューではソフトドリンクで我慢。。。

しかし、さすがはニュージーランド。殆どの家庭でバーベキューグリル台を所持しているのです。アウトドア専門店でも、そこまでこだわらなければ300ドル(27,000円位)~で購入可能です。もちろんちゃんと5~6名でも使える大きさ。そしてガスも安いので、家計にうれしい。これなら自宅でバーベキューをやりながら、冷えたビールにワインを楽しめますね!

この写真はオークランドからフェリーですぐのワイヘキ島という場所です。私の家族3人でホリデーハウスという普通の家をオーナーさんから借りて、バルコニーから撮った写真です。このバルコニーで家族3人バーベキューをしたのですが、まずは本日飲むワインを仕入れに、ワイヘキ島のワイナリーを散策。島の東端にあるとあるワイナリーに訪問し、美味しいワインを購入してきたのがこの写真です。

ニュージーランドはラム(子羊)や牛肉が有名ですが、シーフード(グリーンマッスル、大海老、サーモン、牡蠣)もとってもフレッシュで美味しいのをご存知ですか?透き通った海水で育った海の恵みは、ニュージーランドの白ワインと相性バッチリ!そんな美味しい食材をシンプルにバーベキューで焼き上げたら、どのワインと合わせてみようかと考えながらのテイスティングもニュージーランドならではです。

この日はワイヘキ島のワイナリーからピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランの3本をチョイスした後に、食材を購入して帰宅。ニュージーランドの夏は、サマータイムの導入もあり、夜21時半頃にやっと日の入りを迎えるので、一日をゆっくりと長く贅沢に使えるのも魅力の一つですね。

この日の食事はというと、お肉はやっぱりラム肉をチョイス。赤ワインとオレンジで味を付けた後、ミディアムレアまで焼き上げて、果実味たっぷりのピノ・ノワール、メルローと一緒に。野菜はニュージーランドの太陽を沢山浴びて育った完熟トマトにマッシュルーム、ズッキーニ等をシンプルに塩胡椒だけで焼き上げて、樽の香りの効いたシャルドネ!

そしてニュージーランドの名物グリーンマッスルはお鍋に入れて、トマトとニンニクで味つけをして、お酒で疲れた肝臓に染み渡る味付けにしてみました(笑)。

そして、グローパーや大海老、グリーンマッスル、イカとワイヘキ島のワインで味付けしたリゾットなんかも簡単につくれてしまうのが、バーベキューの良いところ。(写真A6)

ちなみに、この日仕入れた牡蠣はあえて火を通さずに、ナチュラル(生)でシャルドネと一緒に頂きました!ワイヘキ島の中心部には新鮮な生牡蠣を購入できるショップがあります。しかし、早い時間に訪問しないと売り切れてしまうので、皆さんご注意を。私の場合はいつも、お金だけ先に支払って、夕方帰宅前にピックアップして帰るという手法をとっております。

バーベキューというと、日本では一般的に「ビール」というイメージが強いですが、ここニュージーランでは、ワイン派の方が比率的に多いのでは?と私は感じております。すっきりした味わいのシャルドネを冷蔵庫でしっかりと冷やして、旨味たっぷりのシーフードや栄養価の高いラム肉と合わせてみたら、きっと皆さんも病み付きになるはず?です!

ニュージーランド産ワインはどれもクセがなく、万人から受け入れられるようなものが多いので、一般的に言う「安くて美味しい」ものが沢山スーパーには並んでいます。そのワインを赤も白も関係なく、冷蔵庫で冷やして、冷たい南風を浴びながら飲む。バーベキューでやく食材も、どれも素材自体が美味しいものだらけなので、食べたいものを手に取って、一緒に食べたい人と、食べたい時に楽しめば良いのではないかとおもっております。それがいつでもどこでも自由にできるのが、夏のニュージーランドです!

今後、皆さんがニュージーランドを訪れる際には、是非お知らせくださいね。大自然の中で、沢山食べて飲んで一緒に楽しみましょう!

2015年1月掲載
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