ニュージーランドワイン総合サイト

みなさま、こんにちは。お元気でお過ごしでしょうか。

こちらニュージーランドは、寒さで身が縮こまるような冬の季節が到来しています。朝晩は、とても冷え温度が約10度前後、日中は約15度前後となっています。ニュージーランドの冬は、日本の梅雨と似ていて雨の多い季節でもあります。洗濯物が山ほどたまり、困っている方も多いのではないのでしょうか。外干しても乾きにくい、この季節みなさんはどのような対策を取っていますか？我が家は、ほぼ毎日乾燥機がフル活動しています。

冬のニュージーランドでは、暖房器具にエアコン、オイルヒーターなどがあり、他にはもともと家を建てるときに暖炉が取り付けられている家が多くあります。そのため、冬には暖炉用に薪が必需品となります。薪はトレーラー1台、約ＮＺ＄１５０ぐらいで購入できます。冬になると、家の煙突から煙が空へと上がり、辺りいっぱいに煙の匂いが広がります。その煙の匂いがする度に、ニュージーランドの冬の風情を感じることができます。

今回はワインのお話がメインではなく、志向を変えて……、ニュージーランドの寒い日によく食されている「キャセロール料理」をご紹介したいと思います。キャセロールは、西洋料理に用いる蓋付きの厚手の鍋で、日本ではル・クルーゼのキャセロールが人気ありますね。

いろいろな形や、大きさがあり料理によってキャセロールを選ぶことができます。このキャセロールは、とても便利で簡単に料理を作ることができます。料理の幅も広く、メイン料理からデザートまでキャセロールで作ることができます。メイン料理にニュージーランドではラザニア、パスタ料理、パイ料理などがあります。直に火を当てることもできますし、オーブンにも使用できます。火のあたりが弱く、鍋全体を均一に加熱できることで、煮込みなどの料理に適していて美味しく仕上げることができます。忙しいお母さんには、オーブンに入れて出来上がるのを待つだけのキャセロール料理をオススメします。

今回、私はお野菜、お肉の苦手なお子さんでも無理なく食べることができるキャセロール料理「牛肉のトマト煮込み」をご紹介します。お肉もお野菜もトロトロに柔らかく甘くなり、好き嫌いの多いお子さんでもこの料理ならペロっと食べてくれますよ。

・用意するもの

赤ワインと一緒に時間をかけて煮込むので、牛肉が、柔らかくなりとっても美味しくなります。キャセロールは、パーティーの一品持ち寄り(ポットラック)にも大活躍します。

私がこのキャセロール料理と一緒に頂いたワインは、CHURCH ROAD McDonald Series Merlot 2013 です。このワインは、どのようなお肉料理にもよく合い美味しく高級感があり、そして深みのあるテイストとなっています。

そして、食後のデザートと一緒に「ホットワイン」はいかがでしょうか？(今回は、デザートにティラミスを用意しました。)

・用意するもの

ホットワインに使われる、ハーブには身体に良い効能がありますので、ここでご紹介します。

クローブは老化を防止し動脈硬化を防ぎます。そして、強い鎮痛効果と抗菌効果があり、消化を促進して胃腸を整えたり、身体を温めたりします。トウシキミ(八角)は胃腸の働きを活発にし、新陳代謝を高める効果があると言われています。駆風、胃弱、風邪、咳止めなどに使われるそうです。

ホットワインは、日本で言われる卵酒や甘酒になります。

このホットワイン、スパイスが香り良くワインの味にとてもマッチしています。そして程よく甘いので、お酒の苦手な方にでもお勧めできます。

ニュージーランドの冬の寒さに、そして日本の夏の冷房などで冷えた身体を芯から暖めるために、季節問わず是非ホットワインをお試し下さい。

キャンプやBBQ、パーティーには、キャセロール料理に挑戦してはいかがでしょうか。ご家族、ご友人と素敵な時間を暖かいお料理と、そしてニュージーランドワインでお楽しみ下さい。