NZ Wine Column
ニュージーランドワインコラム
第126回コラム(Feb/2013)
旧世界と新世界の融合~チャートン・ワインズ メーカーズディナー~
Text: 名井章乃/Akino Myoui
名井章乃

著者紹介

名井章乃
Akino Myoui

高校より8年間、オークランドにて過ごす。大学時代よりニュージーランドの「ワインのある食卓」に興味を持ち、NZ在住期間はオークランド付近のワイナリーめぐりも。現在は日系化粧品雑貨関連の海外営業等の仕事を経て、2011年9月、株式会社フュージョンライフを設立、アボカドオイルNZ社のグローブブランドの日本輸入元となる。長年住んだニュージーランド愛の元、ニュージーランドの食やワインについて、少しでも日本の皆様に知っていただきたいと思い、コラムを書いています。

この著者のコラムを読む

更に表示

ニュージーランドワインファンのみなさま、初めまして。今回よりニュージーランドワインと食材についてコラムを書かせていただきます、グローブアボカドオイル輸入元の名井と申します。

高校より8年間をニュージーランドで過ごし、日本に帰国。様々な職についた後、ニュージーランドが好きという思いから、ニュージーランド産のアボカドオイル、グローブブランドの日本の総輸入元として、現在アボカドオイル普及の活動を行っております。

さて、初めてのコラムは2月19日に、オープン半年にしてミシュラン一つ星を獲得された、麻布十番のフレンチ、リベルテ・ア・ターブル・ドゥ・タケダ様で開催されました、

リベルテのオーナーシェフである武田氏は、フランス料理で積み重ねた経験とセンスを「自由なセンス」で、今回もニュージーランド食材をふんだんに使い、ニュージーランド食材とフレンチという、融合感あふれるお料理を。ワインも料理も文化が交わる素敵なひと時となりました。

ウィーヴァー氏の挨拶とともに、乾杯は、ベリー・ブラザーズ&ラッドのオリジナルシャンパーニュ。一緒に「蟹のタルタル、キオッチャのスライスとシトロンキャビア」。前菜はニュージーランド・キングサーモン社のサーモンを使った、「キングサーモン・スライスとアボカドのルーロー、アボカドオイルのパウダー」。サーモンやいくらなど海の恵み豊かな一皿は、パワフルな果実味あふれる、2010年ソーヴィニヨン・ブランと一緒に。

続いて、シーイーグル社の手長エビを使った、「手長エビのポワレ、グリーンピースのラヴィオリ」。滑らかかつ、さっぱりとした後味が残る、2011年ヴィオニエと一緒にいただき、ニュージーランドの手長エビの甘みがより引き立ちます。

続いては、今回の私個人的な一番ヒットでありました、2009年のピノ・ノワール。

きめ細かさの中にある、風味豊かなピノ・ノワール。余談ではありますが、私2本ほど購入させていただきました。一緒に本日の鮮魚、「イトヨリのポワレ 白インゲン豆 赤ワインソース」。魚料理ですが濃厚な赤ワインソースと華やかなピノ・ノワールのマリアージュ。

お料理の最後は、ニュージーランド・シルバーファーン・ファームズ社の「仔牛のロティ・トリュフのソース」。柔らかい仔牛の一皿は、2010年‘アビス’ピノ・ノワールと一緒に。先ほどの2009年ピノ・ノワールより、しっかりとした重みのあるワインと重厚感あるお肉料理。ウィーヴァー氏が各テーブルに回り、質問などに応答しながら、すべてのお料理とワインを堪能させていただきました。

デザートはニュージーランドの特産品でもある、マヌカハニーを使った、タルトタタン。抗菌力の強いマヌカハニーの独特の味わいをアイスクリームに。デザートに至るまで、一皿一皿、美しく、武田シェフの「自由な斬新な感性」がちりばめられていました。

食後には、ニュージーランドのMOJOコーヒーや、世界で最もピュアな烏龍茶、Zealongのブラックティーとピュアティーも。海と緑が豊かなニュージーランドで取れる、フレッシュな海産物や果実とともに、心豊かなひと時となったリベルテ様での一夜。フレンドリーで温かみのある、ニュージーランド人の国民性を反映しているのでしょうか、参加者一同ゆったりと緩やかなひと時となりました。国境や文化、言語を超えた、融合の時間。そして創りだされる、「新しいカルチャー」。

今後もニュージーランドワイン&食材xフレンチというマリアージュは、着目していきたい分野と思える素敵な一夜でした。

2013年3月掲載
SHARE