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皆さま、こんにちは。 南半球に在るニュージーランドでは既に初夏の陽気な日差しがまぶしい季節となっています。天文学的に、そして気象学的にはニュージーランドの夏はLongest Day(12月21日か22…… 続きを読む
みなさんは普段の食卓で、お料理に合わせるワインをどのように選んでいますか?ワインが先に決まっていることもあるでしょうか? わたしは、普段はどちらかといえばメニューを先に考えます。このお料理ならこんな感…… 続きを読む
Kia Ora!ニュージーランドワイン専門店「NZ winelover(ニュージーワインラバー)」を営む堀内です。 ニュージーランドのワインは最近色々なところで目にするようになってきて(先日の天皇皇后…… 続きを読む
第234回
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第233回
収穫~タイミングの見極め方、現場より... 続きを読む
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第232回
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同僚のジュリアンと、ホークス・ベイの赤ワイン醸造家たちによる、ワインのテイスティング会『ホット・レッド・ロード・ショー』に参加した。この会では、北島の東海岸にあるワイン産地であるホークス・ベイから、23の赤ワイン生産者がオークランドに集まり、合計86種類の赤ワインの試飲が行われた。
全部試飲したいところだったが、ワインショップからの派遣だったため、2時間という短い時間しかもらえず、9つのワイン・カンパニー、26種のワインだけにとどまった。はるばるやってきた醸造家や関係者の話に耳を傾けながら試飲をし、質問などをしていると、時間はあっという間に過ぎていくものだ。
中でも忘れられないほど美味しいと感じたワインは、『クラギー・レンジ・ソフィア 2002』『ユニソン・セレクション 2002』『クリアビュー・オールド・オリーヴ・ブロック 2003』だった。
このホークス・ベイ - ニュージーランドで2番目に大きいワイン産地では、リッチで芳醇なシャルドネやソフトで飲みやすいソーヴィニヨン・ブランなどの白ワインのほかに、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー、シラー(シラーズ)などの赤ワイン用品主を多く生産し、それらで造られたリッチな赤ワインのクオリティーは、世界的にも評価されてきている。現在登録されているワイン・カンパニーは56件。太平洋に面したこの産地は、2つの平野、3つの河川、起伏のある丘陵地、そして強風を遮る険しい山脈に囲まれ、空気や水が澄んだ、とても美しい場所だ。この変化に富む地形から、先に記した品種意外にも様々な品種が栽培されている。
これは、フランスの概念、テロワーとワインを保護し、市場を確保しようとする現代の考え方に基づいて、1980年代に正式に指定された称号。国際的にも認められているこの称号は、フランスのアペラシオンにあたるもので、厳しい条件を満たした土壌を保有する土地だけが指定されている。ギムレット・グラヴェルズのロゴが目印。
この地区の土壌はフランス、ボルドーと同様、石の多い砂利質。熱伝導性が良く、水はけも良いので、ブドウの木を暖かくドライに保つことができる。すなわち、赤ワイン用のブドウを熟させ、赤色を濃く、フル・ボディーのワインを生み出すことが出来るのだ。ボルドー・スタイルの赤ワインを探している方には、ギムレット・グラヴェルズのロゴを目印に購入されることをお勧めしたい。
『ホット・レッド・ロード・ショー』の帰り道、美味しい赤ワインを試飲して(飲んで?)幸せそうにニカッと笑ったジュリアンの白い歯の間は、赤ワインの色素で真っ黒になっていた。きっと私の歯も黒かったに違いない。